「仙人臺初年度修理完成検査 やはりからくりがあった形跡か??」・・・!

2022年03月29日

 昨日の午前中、「令和の大修理(三年計画)」の初年度完成検査が、「仙人臺」
屋台蔵で行われました(^^)emotion16

初年度「中段~下段 構造躯体・足回り」を、2年度は「上段~唐破風屋根」、そして
最終年度に「装飾・外装品」と3年がかりの大修理ですface16flowers&plants11

平成時代に足回りの修理は一度行いましたが、全体修理」は50年ぶりですemotion16
総工費予定は、6000万円flowers&plants10
国や市の補助をしていただきながら、地元の負担もありますから、現在は「8軒」で
構成する「仙人臺組」私たちの負担もそれ相応です(^^)emotion26

しかしながら、なんの支援も無く自分たちの力で「建造」から「維持保存・継承」して
きてくださった「ご先祖様」の努力を思えば、まだまだですface16emotion26

「仙人臺初年度修理完成検査 やはりからくりがあった形跡か??」・・・!
「仙人臺初年度修理完成検査 やはりからくりがあった形跡か??」・・・!
調査官は、書類審査の後屋台蔵で「実地完成検査」flowers&plants10

「仙人臺初年度修理完成検査 やはりからくりがあった形跡か??」・・・!
「仙人臺初年度修理完成検査 やはりからくりがあった形跡か??」・・・!
「仙人臺初年度修理完成検査 やはりからくりがあった形跡か??」・・・!
検査は無事終了しましたが、今回の分解で新たな発見がありましたface15

仙人臺の創建年代は、江戸時代享保年間という記述がありますemotion16
その後寛政年間に現在の構造に「改造修理」が行われたようで、提灯箱には
「寛政5年8月」の墨書きが残っていますemotion16
「仙人臺初年度修理完成検査 やはりからくりがあった形跡か??」・・・!
「仙人臺初年度修理完成検査 やはりからくりがあった形跡か??」・・・!

今回取り替えとなった「中段」の板材から文字が発見されました(^^)
「仙人臺初年度修理完成検査 やはりからくりがあった形跡か??」・・・!
裏側に書かれた「三味線方 腰掛」の文字gift&mail6
年輪検査で当時のものと計測された一連の板材の1枚ですflowers&plants11
   「寛政年間」に製作されたところかな???


屋台囃子は「太太崩し」(太太神楽を崩した楽曲)で、囃子に三味線が使われた
形跡は無く、想像するに江戸時代にはあったとされる「からくり」の演奏場所かと!

洗濯をする美女をみて、転落する空飛ぶ仙人様」というからくりが、風紀上の問題
ありと「代官所」から差し止めをくらった歴史がある「仙人臺」face19emotion26
たしかにご神像である仙人様の体には「からくり糸の痕跡」が残っていますface15

今回の「三味線方 腰掛」の板材は、「からくり」は間違いなくあったことの証拠と
なりうるのではと思うのですanimal13hand&foot08

まだまだこうした「歴史的資料」はあちこちに眠っている可能性がありますemotion16
屋台蔵のない時代は、分解して各家に預けられていました(^^)
火災で焼失したり、違う場所へ移されたり・・・散逸している可能性もありますemotion22
注意深く、見つけ出す作業も大切です!  「うちの土蔵に!」・「物置に!」なにげに
放置されてるものもあるかもしれません(^^)  ひょっとしたら・・・ですねface15
   今一度ご確認をよろしくお願いいたします(^^)face20

とりあえず、新年度6月くらいから次の修理に・・・flowers&plants11

うたてぇたのむさ







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Posted by たぬログ at 14:37│Comments(2)
この記事へのコメント
それぞれの屋台に歴史があって、大変興味深いです。

私は今日、『日本遺産フォトラリー』で、八幡祭屋台の全屋台蔵を巡って来ました(笑)
Posted by 桜香2桜香2 at 2022年03月29日 16:15
>桜香2 さま

桜香ちゃんは、相変わらず「歴女」ですね(^^)
この街の歴史や風土に興味を持ってもらうこと。。。大事ですね☆
Posted by たぬログたぬログ at 2022年03月30日 07:33
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    コメント(2)